早速レビューなのです。
■セット概観
パーツ数は822。対象年齢は12歳以上。組み立て所要時間は2時間程度でした。
横長の箱で、箱表紙の賑やかさと裏表紙の細かい説明を見るだけで、これから立体化されるであろうセット内容に期待せざるを得ません。ワクワク。ワクワク。
最近のセットは、説明書やシールがくしゃくしゃにならないように台紙がついているのですね。これはいい改善だと思います。箱の中にはパーツがぎっしり詰まっています。細かいパーツが多く組みがいがありそうです。
■気になるパーツ
お目当ての新ジョン(犬)と、リュックのような袋です。ジョンはシティシリーズにあるようなドーベルマン的な黒顔ではなく、やさしい感じのコでした。またリュックは、なんと2つもついていることが発覚。かなりの嬉しさでした。これで仲良しさんの2人に使うことができます〜
木のパーツは大小1つづつ。水色の炎パーツ(本セットではつららを表現)や、プリントのない透明なミニフィグヘッド、きらきらの結晶パーツが嬉しいです。
珍しいパーツもありました。バズーカに使えそうな黒の筒パーツや、真ん中にポッチが付いている2x2タイルは初めて入手。ミニドアは昔のセットには良く使われていましたが最近のセットで入手できるのが嬉しいです。
おなじみの2x3ライトブロック。側面のスイッチを押している間、オレンジに光ります。LR41のボタン型電池で駆動。電池の交換方法はマニュアルの2ページ目にあります。
ロボット物を作るときに重宝しそうなヒンジパーツなど。こんなにたくさんあって小躍りしてしまいました。左上のクリップが4方向についているパーツがめずらしいです。色々と使いどころがありそうです。
その他、タイルなどの小さいパーツがてんこもりです。カフェオレ色や水色の小さいパーツも多くて嬉しい。初入手の3ポッチ白タイルが16枚も入っています。
■郵便車
郵便車は昔っぽい形の車です。天井部分は外すことができ、運転席にミニフィグを乗せることができます。ドアも開くことができます。それ以外のギミックは特にありません。
シャーシ部分は、一体成型のパーツはなく、プレート積層で組まれています。ボンネットやフェンダー部分はパーツの形をうまく生かしてディテールアップを図っています。
右側面にミニスキー?を設置するためだけに、難しい組み方がされています。妙なこだわりですね。
後部には荷物を入れておくことができます。上部にも置くスペースがあります。
ヘッドライトの固定方法がちょっと新しかったです。フェンダー側とボンネット側からクリップパーツが伸びていて、両側から挟む感じで固定しています。
■あずまや(休憩所)
庭にあるであろう、あずまや(休憩所)も1/4円のパーツを斜めに組むという珍しい組み方です。サブモデルということであまり期待していなかったのですが、ところがどっこい、細かいテクニックを駆使して組まれていることがわかり驚きでした。
土台をちまちまと組んでいきます。ターンテーブルパーツを使って斜め組みを行っています。
椅子の背もたれ部分です。最近追加された扇型のパーツと、爪のパーツをうまく組み合わせて半円形の形を表現するなど、ディテールもばっちりです。
屋根部分はクリップパーツなどを十字に組み合わせて形作っています。ちょうどはみ出たクリップ部分に、深緑の扇形パーツを斜めに組み合わせることで屋根を表現しています。この組み方は驚きです。
■郵便局の建物
メインの建物は、雪国によくある傾斜のきつい屋根。こじんまりとしつつも、こだわりのある組み方で存在感があります。屋根に降り積もった雪がいい感じ。2Fの網目の窓枠や、1Fの半円状に組んだ窓、つららの表現など、細かいところで魅せる作りになっています。
1Fはタイルをしきつめていてオフィスな感じを表現。郵便にまつわる小物もいろいろと配置。封筒パーツ以外はシールです。
右の棟の出窓部分は一体パーツを使わずちまちまと窓を積み上げていくところが好感もてます。つららも雰囲気出ていていい感じ。
右の棟周辺。裏側にはライトブロックを設置。両脇には屋根を斜めに設置するためのテクニックパーツが設置されています。屋根と壁の隙間もスロープパーツで細かく埋めています。
こんな感じで横からピンを差込み、屋根が斜めに固定されます。
左の棟の2Fです。小さいながらもテーブルが設置されています。屋根を固定するクリップパーツも設置。右の屋根とは固定方法が異なります。
玄関や窓上の小さな屋根は、5ポッチブロックを使って組んでいます。
二棟それぞれの屋根の組み方が違いがあります。右の棟はわざわざL型の組み合わせが行われています。深緑と白のコントラストが雰囲気でています。
■ライトブロックの効果
ライトブロックを使って温かみのある内装が表現されています。
ブロックの角度を変えることができるので、窓から漏れる光の向きが変わり、雰囲気が変わる仕組みになっています。
ライトブロックは押している間だけ光るのですが、常時点灯させたい時もあると思います。そういう場合は写真にあるような手持ちの逆L型パーツを挿すことで常時点灯させることができますよ。
■その他
ベンチはシンプルながら良く表現されていると思います。
■ミニフィグ
大人たちシリーズのミニフィグ。左から2人目のお姉さんはダブルフェイスで厳しい顔が裏にプリントされています。
楽器を持っているおじさんたちのミニフィグ。サックスの造形が小さいながらも良くできています。
子供ミニフィグと新ジョン(犬)。骨も1つついてます。
■セット全貌
セット内容の全貌。ひさしぶりにセットを組みましたが、色々な組み方のテクニックがつまっていて、実に楽しかったです。思わず笑みがこぼれてしまいました。パーツもこころなしか固めでしっかりとした感じを受けました。品質があがってきたのかもしれませんね。
これからの季節にぴったりのセットです。クリスマスプレゼントに最適かと思います。お子さんのため、自分へのご褒美のために、いかがでしょうか?
・#10222 レゴ ウィンターポストオフィス
・LEGO 10222 レゴ ウィンターポストオフィス
スポンサード リンク